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表題の話は、一人会社や家族・友人同士で経営している会社のケースとなります。
また、年間の支払金額が数十万程度の場合となります。
起業された方の多くは、法人クレジットカードを作り、物品購入のときにそのカードでの支払いをされていると思います。
確かに、明細が一まとめになるので、経理処理としては楽になりますが、会社+個人のトータルで少しでも得をしようとすると、会社の物品購入は個人のクレジットカードで行い、会計処理としては立て替えての現金払いとするのが良いです。
まず、法人カードで購入した場合、例えば5000円の消耗品扱いの物品を購入したときの仕訳は、
借方 / 貸方
消耗品費 5000円 / 未払金 5000円
となります。
もちろん、5000円は損金扱いです。
ただ、購入時に付与されるポイントを使う場合、会社の利益となってしまい、損金になりません。
例えば、コツコツと貯まった10000ポイントで何か購入した場合は、
借方 / 貸方
消耗品費 10000円 / 雑収入 10000円
という仕訳になり、10000円の利益となります。
しかし、個人のクレジットカードで立て替えて支払いをした場合ですが、まず5000円の消耗品扱いの物品を購入したときの仕訳は、
借方 / 貸方
消耗品費 5000円 / 現金 5000円
となりまして、立て替えた個人に対し会社から5000円を渡すことになります。
そして、付与されたポイントですが、個人の収入となり、通常は課税されるほどにはならないでしょう。
楽天で10倍ポイントサービスのときなどに狙い撃ちすれば、よりお得ですよね。
ちょっとセコいやり方ではありますが、少しでも節約して得したい場合は、個人のクレジットカード払いでの立て替えが良いと思います。
もし、利益率5%の会社で10000ポイントが利益ではなくなった場合、50万円の売上を上げることに匹敵しますよね。
しかも、個人としては丸々10000円の収入となるわけで、なかなかバカにならない金額になってくると思います。
ただし、注意点としては、年間で何百万や何千万にもなってくる支払いの場合は、カード会社から個人の換金目的という指摘を受けてカードの利用停止になるケースもあるようですので、その場合は法人カードで支払うようにした方が良いでしょう。
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