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ローテーションバナーは効果があるのか?

ホームページやポータルサイトでときどき見かけるのが、ローテーションバナーです。
そのサイトで訴えかけたいことがいくつかある場合に、一つの場所でスライド式に自動的に切り替わっていくタイプのバナーで、カルーセルとも呼ばれています。
確かに、いろんなサイトで使われているのですが、ローテーションバナーに実際の効果はあるのでしょうか?

SEOやユーザビリティ、Webマーケティングなどに造詣の深い鈴木謙一氏の解説によると、使うべきではないということになっています。
http://www.suzukikenichi.com/blog/three-reasons-you-should-not-use-rotating-banners/

理由として挙げられているのは、

人間の目は動くものに反応するため、他の重要なものを見逃してしまう
ローテーションバナーの部分が最重要で、その他の情報を見てもらわなくても良ければいいですが、そうでない場合は重要な要素からユーザーの気をそらしてしまうので、良くないということです。

アピールするメッセージが多いと、実際には一つも伝わらないことになりがち
あるバナーに書かれているメッセージを読もうとしても、その内容を噛みしめる前に次のバナーに変わってしまうと、結局一つも読み取られないということになりがちということです。
楽天市場ではいろんなキャンペーンをローテーションバナーでアピールしていますが、見ている間に次に移られるとイライラしますよね。

無意識にバナー広告と認識されることで、結果として無視される
バナーブラインド(バナーブラインドネス)と呼ばれる、バナー広告を無意識に無視するというユーザーの行動があるため、ローテーションバナーゆえに広告のような意識をされて無視されてしまうという可能性が高いということです。
※参考記事
http://www.bebit.co.jp/memo/2006/06/post_26.html

また、鈴木氏の記事に書き込まれたコメントによると、ファーストビューに設置されたローテーションバナー(バナーA)とその下に設置したバナー(バナーB)のクリック率を測定した結果、バナーBの方がバナーAより5~10倍のクリック率があったとうことです。
このことから、やはりローテーションバナーをユーザーは無意識に無視する傾向があるというのは、確かなのかもしれません。
一つの記事だけで鵜呑みにするのは良くないと思い、いろいろ検索してみましたが、確かにローテーションバナーの効果測定で良い結果が出たというデータを見つけることはできませんでした。

もちろん、アパレルショップやデザイン会社のように、格好良さや技術をアピールしたいサイトの場合は、ローテーションバナーのような動きのあるものを設置するのは必要だと思いますが、一般的なホームページやポータルサイトで見た目の格好良さやたくさんのメッセージを伝えたいという目的の場合は、ローテーションバナーは逆効果で貴重なファーストビューを無駄に使っているのかもしれません。

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